2 décembre 2014

Liker

最近英語語源の言葉が続きますが、Liker はご想像通りFacebookで「いいね!」する、という意味の動詞です。
フランス語のFacebookでは「いいね!」は"J'aime!"と表示されるのですが、ここからは動詞を作らず、英語の”Like!”を借用して動詞が作られています。
発音は「ライケ」(!)

動詞であるからには、J'ai liké ton lien.
のようにちゃんと(?)活用します。

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27 novembre 2014

in/out

以前にhas beenという表現はhas beenになりつつあると書きましたが、それに代わる単語がoutです。またもや英語ですが、最近の英語の流入はすごいものがありますね。
読み方は普通にアウトであるときもあれば、ウットと(冗談で)読む場合もあります。

逆に今流行りである、というのはin。
Cette marque est in en ce moment.
というように使います。

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26 novembre 2014

IVG

フランスで人工妊娠中絶が認められて、今日で40年になります。

妊娠中絶は interruption "volontaire" de grossesse
日本の"人工"というのとは、響きがやや異なりますね。

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24 novembre 2014

tribune de la haine

最近ネトウヨ(と言うんですね)系の記事を読んでいて、フランスやヨーロッパにもあるなと思いました。
ヘイトスピーチの対象は日本では韓国人や中国人ですが、フランスではユダヤ人、アラブ人、黒人などです。FNの得票率が伸びつつある昨今、右翼であることを隠さない”décomplexés”な人が多くなり、移民への憎悪感をむき出しにした投稿がネット上にあふれるようになりました。以前なら中傷的な表現はフォーラム等では禁止だったり削除されていたのですが、現在は野放し状態。
黒人の有名サッカー選手や仏領ギアナ出身のトビラ法相なども攻撃の的になっています。


ヘイトスピーチはフランス語ではdiscours de haine。タイトルに挙げたtribune de la haineはヘイトスピーチを垂れ流す「論壇」で、discoursがスピーチそのものであるのに対し、集合名詞的な使い方をします。


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21 novembre 2014

has been

英語の現在完了形ですね。

英語由来の表現で、英語でも"has been"と言ったらかつて有名だったり、イケていた人のことです。まともな(?)フランス語で言うならringard(e)ですね。

has beenで注意してほしいのはまずは発音。
もちろん「アズ・ビーン」と読みますが、ゲルマン語由来のhは有音aspiréであるという規則を守ってか、リエゾンはしません(まあ、日常会話で"Il est has been!"と言うような時にリエゾンする人はいないでしょうけれど…)。
次に使い方なのですが、has beenはやはり「芸能人」に対して使うものであり、一般人にはringard(e)だとかarrieré(e)を使うことが多いようです。

とは言え、このhas been という言葉自体 has beenになりつつあるようで、あまり耳にしなくなりました。
次回は代わりになる表現を。

18 novembre 2014

mercatique?

フランス語では外国語の流入を拒否しようと、アカデミー・フランセーズの面々や大学者たちによって外国語の単語をフランス語化する努力が払われてきました(ただし昨今の英語の濫入には対処していないようです)。
mercatiqueはかつて(70年代)にマーケティングの代用語として造られたのですが、
マーケターの間でも一般にも全く受け入れられなかった言葉です。
現在は一部のビジネススクールの学科名として生き延びているようで 、日用消費財の販売管理を指すのだそうです("La mercatique est une discipline scolaire de gestion des ventes des produits de grande consommation enseignée en France [...]", Wikipédia)。


16 novembre 2014

cougar(f)

一昨年あたりに"辞書入り"した単語です。
語源は英語。ピューマの地方語なのだそうですが(Wikipedia)、英語、フランス語ともに自分よりかなり年の若い男が好きな女性を指します。
しかもcougarと評される女性が年甲斐もなくイケイケな格好をしたオバサン(失礼!)であることが多く、好色という語感があります。
それまではnympho(mane)としか言えなかった空隙を埋める言葉なのでしょう、辞書入りしたことからもわかるように、かなり浸透した言葉です。

3 novembre 2014

vapoter

フランスではカフェ、レストラン等、公共の場の屋内での喫煙が2007年に禁止されましたが、以来スモーカーは雨にも負けず風にも負けず、屋外での喫煙を余儀なくされていました。
これを受け、屋内でも吸え、タバコよりも健康被害が少ないとして注目されたのが電子タバコ(cigarette électronique)。雨降りの後のキノコのような勢いで電子タバコ専門店が次々とオープンしました。
電子タバコは喫煙(fumer)、すなわち煙=fuméeの吸引するのではなく蒸気を吸うことから、vapeurを思わせるvapoterという動詞が誕生。すでに辞書入りしています。対応する名詞はvapotage(m)です。

結局電子タバコにも受動喫煙(?)の被害があることから屋内でも禁止になりましたが、かなり根づいています。ただし、歩きタバコで電子タバコを吸っている人はやや珍しいかも。

また、電子タバコはe-cigaretteとも言います。

24 septembre 2014

âge par âge

今日は歳の表現をまとめてみました。

10代:adolescent(s)
30代:trentenaire
40代:quadragénaire
50代:quinquagénaire
60代:sexagénaire
70代:septuagénaire
80代:octogénaire

70はsoixante-dix、80はquatre-vingtと変な(失礼!)数え方をするフランスのフランス語も、歳の表現となるとsept-、octo-というラテン語の語源を守っていますね。
~代と言うと30代なら31から39才までですが、10代はちょっと特殊。adolescentといわれるのは大体英語のティーンエイジャーに重なる、13くらいから。その前はpré-adoと言います。
ところで20代は?
20と言うとvintaineという表現が思い浮かびますが、dezaineが10前後を指すのと同様に、 これは20前後を指す言葉。vintenaireという単語は年齢を表すのに用いるのは稀で、辞書的には誤用です。では、どう言えばいいのでしょう?
20代は若者なのでles jeunesで乗り切りましょう!

18 juillet 2014

booker

英語の動詞 "book" に第一規則動詞の語尾 "-er" をつけてフランス語化した単語です。
意味は英語と同じで、ホテル、レストラン、航空チケットなどを「予約する」です。

会話で聞く言葉なのですが、書くとどうなるのでしょうか?
je booke, tu bookes, il booke, 過去形は j'ai booké?
ウィクショナリーのフランス語版Wiktionnaireには活用表がありました。
どうやら合っているようです。
http://fr.wiktionary.org/wiki/Annexe:Conjugaison_en_fran%C3%A7ais/booker

28 juin 2014

résa.

予約=réservationの略語です。

niveau de langueはもちろん口語。
" Tu peux faire la résa ?" 「予約しといてくれる?」というような雰囲気です。

7 juin 2014

全仏オープンに見る仏語中心主義?

いつもはメモですが、今日はほんの少し長めです。

現在開催中のテニス全仏オープンですが、この大会がフランスで開かれる他の大会と異なる点は、スコアのカウントや審判のアナウンスがフランス語オンリーであることです。
他の大会(マルセイユ、リヨンオープン等々)は、審判はフランス語と英語でスコアのアナウンスを行いますが、これは他の国の大会も同じ。つねに現地語と国際共通語である英語両方でスコアが数えられえます。

なのに全仏オープンはフランス語一点張り。
「席について下さい(prenez votre place s'il vous plaît)」とか観客を静めるときも"s'il vous plaît, les joueurs(joueuses) sont prêt(e)s"と、多くは英語なまりの(délicieuxな)アナウンスが流れるのです。
不思議に思って調べてみましたが、納得のいく説明は見つかりませんでした。ATP管轄外の大会であることから英語の使用を強要できないのだとか、フランス人は傲慢だから世界中の人間にフランス語を押しつけたいのだという(英語圏の人の)悪口は見かけましたが・・・・・・。
もともと仏テニス連盟に登録したフランスおよび外国のアマチュア選手の国際大会として始まった(Wikipedia)ので、その伝統を引き継いでいるのかもしれません。

考えてみれば他のグランドスラムの大会は英語ですが、これだって現地語オンリーな訳です。一つくらい英語以外の言語を使う大会があってもいい気がします。

最後にフラ語メモらしくメモを。
15-0: quinze zéro
15-15: quinze A (30-30: trente A) ”A”はアーと読む。
30-15: trente-quinze
40-15: quarante-quinze
40-40: égalité
adv: avantage X (選手名)

ゲームはjeu、セットはmancheで、例えばナダルが3-0でリードをしているときは
Nadal mène trois jeux à zéro. となります。

30 mai 2014

Roland Garros

現在開催中の全仏オープンのことです。

テニスのトーナメントは一般の大会は Open de Madrid、Open de Monacoなど地名で呼びますが、グランドスラムは会場名で呼ばれることが多いです。
日本語でもウィンブルドンはウィンブルドンですね。

全仏オープンは、(le Tournoi de) Roland Garros または les Internationaux de France、
ウィンブルドンはWimbledon、
全米オープンはUS OpenとFlushing Meadowsが半々くらい、
全豪オープンはOpen d'Australieと言います。


21 mai 2014

sociétal

socialという単語は société=社会・会社・協会 の形容詞ではあるのですが、多分に「労使関係の」「福祉関連の」というニュアンスを持ちます。
mouvement social と言えばストライキを含めた(被用者側から見た)労働条件改善運動を指しますし、climat socialは労使関係ですね。

これを嫌って、社会、会社という意味で sociétalという単語を使う人もいます。
enjeu sociétalは「社会問題」(複数形はenjeux sociétaux)、rôle sociétalは「社会的役割」ですが、これは英語からの拝借なのでしょうか?


15 mai 2014

match(e) nul

引き分け、という意味の表現です。

Manchester United et Bayern Munich font match nul.
(マンチェスター・ユナイテッドとバイエルン・ミュンヘンが引き分けた)
というように使います。

気をつけるのは(?)発音。
match nulの/tʃ n(tch n)/というシーケンスはフランス人には発音しづらいものであるらしく、補助母音として/ə/(eの逆さの記号です)をつけて /maʃtə nyl (matche nyl)/と発音されます。

8 mai 2014

終戦記念日

今日5月8日は第2次世界大戦の終戦記念日で祝日となっています。
フランスは国を挙げて戦わなかったにもかかわらず、Victoire(戦勝記念日)と言います。

これに対し第1次世界大戦の終戦記念日11月11日は、こちらも祝日ですが、フランスは西部戦線(仏北東部)でドイツと血みどろな戦いをくり広げ、連合軍として勝利を得たにもかかわらず、Armistice(休戦記念日)と呼ばれます。

これは1945年5月8日がドイツが無条件降伏(capitulation totale)に調印した日、1918年11月11日が連合国とドイツが休戦協定に調印した日だからのようです。

しかし、le lundi de Pâquesや le jeudi de l'Ascensionのような移動式でない祝日の場合は、一般的に"le 8/yi/ mai"、"le 11/l' onz/ novembre"(リエゾンなし)のように日にちで呼ばることが多いです。

5 mai 2014

les élections européennes

先日の記事でちらりと触れた欧州議会議員選挙のことです。
フランス語だとずいぶんスッキリしていますね。

さて、この句のポイントは élections と européennes の間でリエゾンをしないこと。
「レ・ゼレクション・ーロペエンヌ」というのはニュース等でも耳にしたことがありません。
リエゾンといえば仏語学習者が初期に習う項目で、フランス語らしさの代表格ですが、最近のフランス語ではリエゾンをしない傾向にあるようです。

1 mai 2014

le premier mai

今日はメーデー。
フランスでは(ヨーロッパでは?)祝日で、お店も電車をのぞく公共交通機関も軒並み休み。

フランス語では le 1er mai または la fête du travailと言いますね。
今日だけは街角で誰でもスズランを売っていい日です。

28 avril 2014

tripoloarisation

EUでは来月欧州議会議員選挙がある。

最近の世論調査でトップに躍り出たのが極右政党FN。不景気や与党への不満のはけ口として票を集めている。
今までフランス政界は右派と左派が対立する二大政党体制”bi-partition”だったのが、FNの台頭によってtripolarisation(三極化)している、のだそう。

24 avril 2014

cité phocéenne

町名言い換えシリーズ(?)第3弾。

cité phocéenneとだけ聞くと一体どの町のことかと思いますが、マルセイユを指す表現で、ニュースなどでもくり返しを避けるために使われます。

この不思議な名称は古代ギリシャのPhocée(ポカイア!)が建設した植民地だったため。
当時のポカイア人がつけた名前Massaliaが現在の”マルセイユ”の由来です。

18 avril 2014

la capitale des Gaules

先日パリの言い換えにはla capitaleも使えるという話をしましたが、la capitale des Gaules(ガリアの首都)というとリヨンを指します。

これはフランスがローマの属州ガリアだったときにリヨンが首都だったためで、ガリアGauleが複数形なのはガリアには属州が複数あったため。
ラテン語ではLugdunumと言ったのが時代を経て発音が変化し、Lyonになりました。

16 avril 2014

Paris autrement

パリの言い換えはVille Lumière。
これは有名ですね。
Wiktionnary仏語版ではこんな説明がありますが、真偽のほどはいかに?。

もっと単純に la capitale とも言います。

10 avril 2014

dispatcher

数年前からよく耳にする言葉。
英語のdispatchから来たに違いないのだが、フランス語では全く意味が異なり、(役割、仕事などを)「分配する、手分けする」などという意味で使われる。
他動詞。

29 mars 2014

選挙関連用語2

二次投票関連

一次投票(premier tour)で10%以上を獲得した候補者が二次投票(deuxième tour)に進む

- ballottage : 当選者のいない状態を指す
 得票率が50%を越える候補者がいない場合二次投票となるが、得票率の高かった候補者を en ballottage favorableと言う(その逆はdéfavorable)。
一次投票で当選した候補者に対しては élu(e) dès le premier tour と言う表現をする

- triangulaire:三者対立
- quadrangulaire:四者対立
通常は右派、左派、極右等でまとまって候補者を立てるので、四者対立はとても珍しい。

25 mars 2014

選挙関連用語 1

投票する側から

-électeur : 投票者
-voix : 投票数
  ex. obtenir/recueillir n % des voix
-électorat : 有権者
  ex. électorat de gauche/droite 有権者左派/右派
-vote : 票、投票
-bureau de vote : 投票所
-bulletin de vote:投票用紙
-urne : 投票箱
-vote sanction:抗議票(現政権に対する不満などから)
-voter à droite/gauche : 右派/左派に投票する
-voter blanc : 白票を投じる
-abstention : 棄権
-taux d'abstention : 棄権率(投票率participationより棄権率のほうが話題になることが多い)
 ex. taux d'abstention record
- "a voté" : 票を投じると立会人に言われる

23 mars 2014

élections municipales

フランスの統一「地方選挙」。

municipal(e)は市町村という意味の形容詞で、市町村長を選ぶ選挙なのでこう呼ばれる。

日本では地方公共団体(要するに市町村)の首長を選ぶので「地方」選挙と呼び、捉え方に微妙なズレがある。

1次投票(premier tour)、2次投票(deuxième tour)があり、首位の候補者の得票率が過半数に達しない場合に2次投票が行われる。

12 mars 2014

toubib (m)

医者 médecin の俗語。
発音がちょっと面白いですね。アラビア語源の単語です。

医者は他にもdocteurとも言いますが、お医者さんに呼びかける時(Monsieur le docteur)などに使います。

19 janvier 2014

bagnole(f)

自動車 voitureの俗語です。
日本語なら「クルマ」といった感じでしょうか。