27 novembre 2014

in/out

以前にhas beenという表現はhas beenになりつつあると書きましたが、それに代わる単語がoutです。またもや英語ですが、最近の英語の流入はすごいものがありますね。
読み方は普通にアウトであるときもあれば、ウットと(冗談で)読む場合もあります。

逆に今流行りである、というのはin。
Cette marque est in en ce moment.
というように使います。

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26 novembre 2014

IVG

フランスで人工妊娠中絶が認められて、今日で40年になります。

妊娠中絶は interruption "volontaire" de grossesse
日本の"人工"というのとは、響きがやや異なりますね。

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24 novembre 2014

tribune de la haine

最近ネトウヨ(と言うんですね)系の記事を読んでいて、フランスやヨーロッパにもあるなと思いました。
ヘイトスピーチの対象は日本では韓国人や中国人ですが、フランスではユダヤ人、アラブ人、黒人などです。FNの得票率が伸びつつある昨今、右翼であることを隠さない”décomplexés”な人が多くなり、移民への憎悪感をむき出しにした投稿がネット上にあふれるようになりました。以前なら中傷的な表現はフォーラム等では禁止だったり削除されていたのですが、現在は野放し状態。
黒人の有名サッカー選手や仏領ギアナ出身のトビラ法相なども攻撃の的になっています。


ヘイトスピーチはフランス語ではdiscours de haine。タイトルに挙げたtribune de la haineはヘイトスピーチを垂れ流す「論壇」で、discoursがスピーチそのものであるのに対し、集合名詞的な使い方をします。


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21 novembre 2014

has been

英語の現在完了形ですね。

英語由来の表現で、英語でも"has been"と言ったらかつて有名だったり、イケていた人のことです。まともな(?)フランス語で言うならringard(e)ですね。

has beenで注意してほしいのはまずは発音。
もちろん「アズ・ビーン」と読みますが、ゲルマン語由来のhは有音aspiréであるという規則を守ってか、リエゾンはしません(まあ、日常会話で"Il est has been!"と言うような時にリエゾンする人はいないでしょうけれど…)。
次に使い方なのですが、has beenはやはり「芸能人」に対して使うものであり、一般人にはringard(e)だとかarrieré(e)を使うことが多いようです。

とは言え、このhas been という言葉自体 has beenになりつつあるようで、あまり耳にしなくなりました。
次回は代わりになる表現を。

18 novembre 2014

mercatique?

フランス語では外国語の流入を拒否しようと、アカデミー・フランセーズの面々や大学者たちによって外国語の単語をフランス語化する努力が払われてきました(ただし昨今の英語の濫入には対処していないようです)。
mercatiqueはかつて(70年代)にマーケティングの代用語として造られたのですが、
マーケターの間でも一般にも全く受け入れられなかった言葉です。
現在は一部のビジネススクールの学科名として生き延びているようで 、日用消費財の販売管理を指すのだそうです("La mercatique est une discipline scolaire de gestion des ventes des produits de grande consommation enseignée en France [...]", Wikipédia)。


16 novembre 2014

cougar(f)

一昨年あたりに"辞書入り"した単語です。
語源は英語。ピューマの地方語なのだそうですが(Wikipedia)、英語、フランス語ともに自分よりかなり年の若い男が好きな女性を指します。
しかもcougarと評される女性が年甲斐もなくイケイケな格好をしたオバサン(失礼!)であることが多く、好色という語感があります。
それまではnympho(mane)としか言えなかった空隙を埋める言葉なのでしょう、辞書入りしたことからもわかるように、かなり浸透した言葉です。

3 novembre 2014

vapoter

フランスではカフェ、レストラン等、公共の場の屋内での喫煙が2007年に禁止されましたが、以来スモーカーは雨にも負けず風にも負けず、屋外での喫煙を余儀なくされていました。
これを受け、屋内でも吸え、タバコよりも健康被害が少ないとして注目されたのが電子タバコ(cigarette électronique)。雨降りの後のキノコのような勢いで電子タバコ専門店が次々とオープンしました。
電子タバコは喫煙(fumer)、すなわち煙=fuméeの吸引するのではなく蒸気を吸うことから、vapeurを思わせるvapoterという動詞が誕生。すでに辞書入りしています。対応する名詞はvapotage(m)です。

結局電子タバコにも受動喫煙(?)の被害があることから屋内でも禁止になりましたが、かなり根づいています。ただし、歩きタバコで電子タバコを吸っている人はやや珍しいかも。

また、電子タバコはe-cigaretteとも言います。