30 mai 2014

Roland Garros

現在開催中の全仏オープンのことです。

テニスのトーナメントは一般の大会は Open de Madrid、Open de Monacoなど地名で呼びますが、グランドスラムは会場名で呼ばれることが多いです。
日本語でもウィンブルドンはウィンブルドンですね。

全仏オープンは、(le Tournoi de) Roland Garros または les Internationaux de France、
ウィンブルドンはWimbledon、
全米オープンはUS OpenとFlushing Meadowsが半々くらい、
全豪オープンはOpen d'Australieと言います。


21 mai 2014

sociétal

socialという単語は société=社会・会社・協会 の形容詞ではあるのですが、多分に「労使関係の」「福祉関連の」というニュアンスを持ちます。
mouvement social と言えばストライキを含めた(被用者側から見た)労働条件改善運動を指しますし、climat socialは労使関係ですね。

これを嫌って、社会、会社という意味で sociétalという単語を使う人もいます。
enjeu sociétalは「社会問題」(複数形はenjeux sociétaux)、rôle sociétalは「社会的役割」ですが、これは英語からの拝借なのでしょうか?


15 mai 2014

match(e) nul

引き分け、という意味の表現です。

Manchester United et Bayern Munich font match nul.
(マンチェスター・ユナイテッドとバイエルン・ミュンヘンが引き分けた)
というように使います。

気をつけるのは(?)発音。
match nulの/tʃ n(tch n)/というシーケンスはフランス人には発音しづらいものであるらしく、補助母音として/ə/(eの逆さの記号です)をつけて /maʃtə nyl (matche nyl)/と発音されます。

8 mai 2014

終戦記念日

今日5月8日は第2次世界大戦の終戦記念日で祝日となっています。
フランスは国を挙げて戦わなかったにもかかわらず、Victoire(戦勝記念日)と言います。

これに対し第1次世界大戦の終戦記念日11月11日は、こちらも祝日ですが、フランスは西部戦線(仏北東部)でドイツと血みどろな戦いをくり広げ、連合軍として勝利を得たにもかかわらず、Armistice(休戦記念日)と呼ばれます。

これは1945年5月8日がドイツが無条件降伏(capitulation totale)に調印した日、1918年11月11日が連合国とドイツが休戦協定に調印した日だからのようです。

しかし、le lundi de Pâquesや le jeudi de l'Ascensionのような移動式でない祝日の場合は、一般的に"le 8/yi/ mai"、"le 11/l' onz/ novembre"(リエゾンなし)のように日にちで呼ばることが多いです。

5 mai 2014

les élections européennes

先日の記事でちらりと触れた欧州議会議員選挙のことです。
フランス語だとずいぶんスッキリしていますね。

さて、この句のポイントは élections と européennes の間でリエゾンをしないこと。
「レ・ゼレクション・ーロペエンヌ」というのはニュース等でも耳にしたことがありません。
リエゾンといえば仏語学習者が初期に習う項目で、フランス語らしさの代表格ですが、最近のフランス語ではリエゾンをしない傾向にあるようです。

1 mai 2014

le premier mai

今日はメーデー。
フランスでは(ヨーロッパでは?)祝日で、お店も電車をのぞく公共交通機関も軒並み休み。

フランス語では le 1er mai または la fête du travailと言いますね。
今日だけは街角で誰でもスズランを売っていい日です。