皆さんはgougeuleと聞こえたら何を想像するでしょう?
フランス人は英単語の末尾の-gleや-cleという発音が苦手。
たとえばCDのシングル版という単語 single は英語圏人のように/síŋgl/とすっきり発音することが出来ないのです。
フランス語ではアクセントを最後から2番目に置くので、/sin/にアクセントが来ても良いのではないかと思いますが、これでは単語が短すぎるのか、もとの英単語では母音の存在しないところに母音を付け足して/siŋgœl/、フランス語風につづればsingeuleと発音します。
ここまで来ればタイトルのgougeuleはわかりましたね。そう、Googleのことです。
他にもピクルスpicklesを/pikœls/と発音したりと、フランス人の英語の発音にはなかなか癖があるので、このポイントを知っておくと「聴解」が楽になるかもしれません。
フラ語メモ
フランス語の表現あれこれをメモ的につづったブログです。超不定期に更新していきます。
6 janvier 2017
17 mars 2016
helvétique
フランスの隣国の言い換え第3弾です。
helvétiqueは"スイスの"という意味。
スイスはケルト人のヘルベティア族Helvètesが住んでいた地域で、ラテン語名をHelvetiaと言いました。
フランス語の通称はla Suisse、正式名称はConfédération suisseですが、公用語の4つある国ですのでそれぞれの言葉でSchweiz、Svizzera、Svizraと呼ばれます。正式名称もしかり。
すべての言葉に共通する名称として、ラテン語のConfoederatio Helveticaという名称があり、これをフランス語でConfédération helvétiqueといいます。
ちなみにヨーロッパの車のナンバープレートにはアルファベット2文字で国名が記されていますが、スイスの車はCHとなっています(CHがついていなくても旗が示されているのでわかりますが)。 スイスのドメイン名もchですね。
スイスは国名la Suisseと形容詞suisse(s)が同音なので、この紛らわしさを解消するためか、les Helvètesやhelvétiqueと言い換えることがありますが、いずれも書き言葉で日常的にはそれほど用いられません。
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helvétiqueは"スイスの"という意味。
スイスはケルト人のヘルベティア族Helvètesが住んでいた地域で、ラテン語名をHelvetiaと言いました。
フランス語の通称はla Suisse、正式名称はConfédération suisseですが、公用語の4つある国ですのでそれぞれの言葉でSchweiz、Svizzera、Svizraと呼ばれます。正式名称もしかり。
すべての言葉に共通する名称として、ラテン語のConfoederatio Helveticaという名称があり、これをフランス語でConfédération helvétiqueといいます。
ちなみにヨーロッパの車のナンバープレートにはアルファベット2文字で国名が記されていますが、スイスの車はCHとなっています(CHがついていなくても旗が示されているのでわかりますが)。 スイスのドメイン名もchですね。
スイスは国名la Suisseと形容詞suisse(s)が同音なので、この紛らわしさを解消するためか、les Helvètesやhelvétiqueと言い換えることがありますが、いずれも書き言葉で日常的にはそれほど用いられません。
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8 mars 2016
マニャニム
今日はちょっと音の面白い単語を。
「マニャニム」という音からつづりの想像がついたでしょうか。
マニャニムはmagnanimeと書き、寛容な、高潔なという意味です。英語ではほぼ同義でmagnanimousです(音は別に面白くもなんともありません)。
やや古色蒼然とした単語で今日使われることは少なく、用いられたとしても書き言葉の場合が多いのですが、先日話し言葉で使われるのを聞いてちょっとクスリとしてしまったのでした。
ちなみにフランスの漫画、Astérix に出てきました:L'Empereur, dans sa magnanime générosité, les autorise à se défenre à mains nus! Tu es trop bon, O César!
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「マニャニム」という音からつづりの想像がついたでしょうか。
マニャニムはmagnanimeと書き、寛容な、高潔なという意味です。英語ではほぼ同義でmagnanimousです(音は別に面白くもなんともありません)。
やや古色蒼然とした単語で今日使われることは少なく、用いられたとしても書き言葉の場合が多いのですが、先日話し言葉で使われるのを聞いてちょっとクスリとしてしまったのでした。
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1 mars 2016
outre-rhin
昨日に続いて連投です。
昨日はitalienの言いかえとして使われるtransalpinを紹介しましたが、今日はそのドイツ版。
ドイツの形容詞はもちろんallemand(e)ですが、「ゲルマンの」が基本的な意味のgermaniqueも使えます。
ドイツ専門家をgermanisteと言ったり、ゲルマン=ドイツはフランス人の頭の中の定式のよう(Franceの語源はゲルマン民族のFranc族なのですが、フランス人は我々はガリア=ケルト人である、という意識が強いようです)。
また、アルプスの向こうと同じような作りの単語outre-Rhin(ライン川の向こうの)も覚えておくといいでしょう。辞書では副詞扱いになっている単語ですが、d'outre-Rhinとすれば形容詞的に用いることができます。
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29 février 2016
transalpin
1 août 2015
BBQ
19 mars 2015
Journée de la langue française
フランス視聴覚高等評議会(Conseil supérieur de l'audiovisuel) が仏語の日Journée de la langue françaiseに合わせてクリップを発表しました。
その一つは最近の過度の英語の使用を批判するもの。主人公の若い男性のセリフはやたらと英単語交じり(burnout, check, forward, overbooké...)なのですが、話し相手の女性に英語で「英語かフランス語どちらかにしたら?あなたの話すのって退屈なんだけれど」と言われると理解できないのです。からかわれていることにも気づかずに"single again"とつぶやく男性。
最近の風潮を揶揄したコミカルなクリップではあるのですが、CSAの本当のメッセージは最後のシーンの直前の"Dites-le en français. Notre langue est belle, utilisez-la."にあります。
その一つは最近の過度の英語の使用を批判するもの。主人公の若い男性のセリフはやたらと英単語交じり(burnout, check, forward, overbooké...)なのですが、話し相手の女性に英語で「英語かフランス語どちらかにしたら?あなたの話すのって退屈なんだけれど」と言われると理解できないのです。からかわれていることにも気づかずに"single again"とつぶやく男性。
最近の風潮を揶揄したコミカルなクリップではあるのですが、CSAの本当のメッセージは最後のシーンの直前の"Dites-le en français. Notre langue est belle, utilisez-la."にあります。
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